カラコン 販売の新たな発表
引きつれやケロイドになっていたらどうだろうか。
本当に完治したといっていいのだろうか。
自分の腕に火傷あとが残った場合と、顔に火傷あとが残った場合とを想像してみてほしこれは火傷に限らず、どんな傷でもそうだと思う。
事故で足に傷あとが残った場合と、顔に傷あとが残った場合を比べると、ダメージの受け入れ方も、ずいぶん違っているはずだ。
この点は本人も周囲の人も、第3者も似たようなもので、まさに「顔は命」になる。
盲腸の傷あとのある受付嬢はいても、顔に傷のある受付嬢はいない。
手や足に火傷あとのあるホテルのフロントマンはいても、顔に火傷あとのあるフロントマンはいない。
とにかく「顔は命」の社会なのだ。
いくら理性では「顔だけが全てではない」と思いながらも、そうではないのが現実。
顔にダメージを負ってしまうと、社会生活の障害になってしまう。
それなのにこの問題は、目を背けられている。
それほど深刻な問題なのにもかかわらず、身体的機能が回復すれば「完治」であって、顔はどうであれ、何のケアもされない。
「完治」に対する認識を変えて、もっと他にも患者に対してできることはあると思う。
欧米ではケアに対する考え方がだいぶ進んでいて、1970年代からイギリス赤十字などで、あざや傷あとをカモフラージュするメイクが取り入れられている。
また、現在欧米ではメイクの心理的効果も考慮されて、退院後の社会復帰の一手段という位置づけで医療の一環に取り込まれている病院も増えている。
私の行っているリハビリメイクも、治療ではない。
あくまでも、患者にとってよりよく社会復帰するための手段である。
同時に私は「心を癒す精神的ケア」を心がけている。
このケアの部分が、今の日本では本当に必要とされていると思う。
しかし、今まで手つかずでおかれていたことだ。
現実には性別、年齢を問わず、顔にダメージを負ったがために、悩み苦しんでいる人が非常に多くいるのに。
人は誰でもきれいでいたいし、自然に扱われたいはずだ。
顔にダメージがあったとしても、同情も憐澗もなく、当たり前に社会に受け入れられること、これは絶対に必要なことだと思う。
そのためのメイクが、このリハビリメイクなのだ。
1995年から、私はリハビリメイクを本格的に実践してきた。
そして、手術や事故による傷あとや火傷、血管腫、あざ、腰原病など病気による顔の障害などなど、たくさんの顔の悩みと取り組んできた。
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